Fumihito Ohashi Architecture Studio

竣工間際
今年も年末が迫ってきました.
名古屋の現場、竣工に向けて仕上工事が続いています.

来年、1月末頃には、オープンの予定.
イタリア料理店となります.
楽しみにお待ち下さい.
2014.12.24

SUVACOの特集記事に「HouseY」が掲載されています。
住宅に関する情報サイト「SUVACO」の特集記事
「和の心を忘れない障子のある家」に
藤枝市で設計監理をした「HouseY」が掲載されています。
是非ご覧ください。

http://doc.suvaco.jp/shoji-slidingdoor-design/
2014.12.13

Homify の掲載記事(HouseYM)の日本語訳
先日お伝えしました、ドイツ、ベルリンを中心に世界中の建築の情報を発信しているウェブマガジン「Homify」にHouseYMが掲載されたのですが、編集者によるドイツ語の説明文をFacebookを通じて知り合った方に日本語訳をしていただきました。この編集者が写真とコンセプト文から想像をめぐらし、解説してくれていることを読み取ることができ、訳者の山本さんには大変感謝しています。



homify 360°:伝統的な建築物

今日は皆さんを、海を越えて遠く日本へと誘い(いざない)、日本の伝統的な建築方法を忠実に取り入れて建てられた家をお見せしたい。建築家大橋史人氏が手掛ける家や家具には、日本古来のデザインや表現方法が用いられているのが特徴だ。

外観
遠くから眺めてみよう。現代的でかつ伝統的な美しい形状を持つ建築物が、景観に溶け込んでいる。建物の輪郭は、最小限に研ぎすまされた立方体からなり、点在する小窓が建物正面の壁を彩る。この建築物で最も美しいその部分に、自然界の色が映し出され、ある種の非凡な情景を醸し出している。

玄関
玄関に続く道には、等間隔に配置された四角い石がある。石は、日本の建築や庭園において、特別に価値の高い物として扱われている。戦後の日本では、庭園を作り直す程の経済余地が無かったため、かつて緑豊かであった神社の庭園に、新しく庭木を植えて再生することが出来ずにいた。しかし、日本人はそれを「災い転じて福」となした。つまり、16世紀初頭に初めて作られた石と砂で造られた庭、枯山水誕生をもたらしたのである。禅道の庭園として有名な枯山水は、しばしば瞑想の場として使われる。その庭独特の抽象的な形状が人の集中力を高め、信仰心の邪魔をすることはない。玄関の木製のドアもまた、日本建築では外界と居住空間の境界線として重要な意味を持つ。

小さなロビー
エントランスに一歩踏み入れると、室内一面に広がる木の温もりに包まれる。室内でふんだんに使われている天然素材<木材>が、この建築の内装を特徴付けている。木を並べて縦の線を強調して出来た目隠しにより、広々とした居間が人目に付きにくくなっている。住む人がこの木枠の窓の隙間から、視線を好きなように向こう側へ投げることが出来て心地よくプライバシーが守られている。

住む 暮らす
居住空間は限りなくオープンで、風通し良く作られている。日本建築に於いて比較的まれなことであるが、室内からは完全に柱が除かれている。この建築方法は、日本の建築家にとって実に重要な意味を持つものとなった。右奥にある畳を使用した部屋は、日本では極めて伝統的な手法だ。畳は、稲の藁で出来た約5センチの厚みの物を、薄い御座で覆って出来ている。畳一枚は、幅約90センチ×長さ約180センチで、平均的な人の身体の大きさに合わせてある。畳は、床の上にできるだけ快適に座ることが出来るように考案され、今日まで日本の生活文化と強く結びついてきた。15世紀に畳敷きが武家に使われていた以前は、畳は家具として使われていた。今日ではさらに部屋の大きさを表す単位としても使われている。畳は家具などの重さで痛みやすいため、畳敷きの部屋には、家具を置く事が出来ない。畳が出来るだけ綺麗に保たれるように、テーブルでさえも、使った後は元の場所に片付けられる。

浴室
浴室にどのように家具を設置するのか考える際にも、そこがあくまで住まいの休息の場であるということに忠実にあり続ける。奇抜な材質は使われていない。木材と陶磁器が使われ、すっきりとした直角のシルエットを保ち、雰囲気が統一されている。その水場に、一箇所さりげなく施された場所がある。それは、床に接した壁を四角く切り抜いた飾りの様な部分であり、その小さな隙間を通して自然光が射し込むようになっている。

ギャラリー(広間)
一階と二階にまたがって、遊び心のある小さなデッキが、静かな孤島を実現すべく建物内部に広がっている。室内の天井は、木の色と、木材を線状に並べて作られていることが特徴であり、それは建物に一貫して見られる質感だ。一階の天井は、ただ単に室内全体を取り囲むのではなく、居住空間の上方に開かれて作られている。広間は、開かれた住まいというコンセプトに準じて作られ、部屋が明るく保たれている。照明の設置も芸術的によく考えられていて、室内全体に業務用の電球が付いた細くて黒い配線が天井からつる下げられている。夜になると、それぞれが必要な場所を明るく照らしてくれる。

廊下
ここにも、日本庭園の影響が顕著に現れている。床はすなわち接合された「面」ではなく、隣同士の木材に間隔を保ち、まるで桟橋や橋の様な美しさを保っている。「橋」とは、通過点を意味し、例えば神と人間の世界のような二箇所の岸辺を繋ぎ合わせるシンボルである。「橋」つまりこの廊下は、単に階段の一部のような機能を果たしつつ、上下の階を繋ぐ役目も果たす。階段踊り場付近には、建物正面を広く占めている大きな窓がひとつあり、自然光をもたらしている。


障子とは、日本建築で使われる木製の枠であり、木枠の中は異なる大きさもしくは、同じ大きさの小さな枠で仕切られており、片側には和紙が貼られている。
最近では、和紙の代わりに、和紙よりも持ちの良い曇りガラスが小枠の中にはめ込まれている。中国人も障子を考案したが、彼らにとっての障子とは単なる部屋の仕切りである。片や日本人は障子を、部屋をできるだけ臨機応変に仕切って使う為に用い、さらに室内への採光を調整するために使ってきた。更に障子は、目隠しの役割も果たしてきた。他の似た様なものに、「ふすま」がある。ふすまとは、木枠を両側から透けない紙で貼った物で、障子と違って光はほとんど通さない。

日本語訳:山本美智子
2014.10.22

Homify (ベルリンのウェブマガジン)にHouseYM掲載
ドイツ、ベルリンのウェブマガジン、Homifyに三重の住宅HouseYMが掲載されています。

https://www.homify.de/ideenbuecher/7600/homify-360-traditionelles-wohnhaus
2014.10.07

「静岡の建築家とつくる家」
当事務所も掲載されています「静岡の建築家とつくる家」が書店に並び始めました。静岡の皆様、是非お手にとってみてください。

http://www.kj-web.or.jp
2014.09.15

台湾のウェブマガジン「Searchouse」にHouseYMが掲載されています。
HouseYM が台湾の建築系Web マガジン「Searchouse」に掲載されています。
是非この機会にご覧になってください。

HouseYM
http://www.searchouse.net/op/arch?bid=785

また、このウェブサイト内の木造住宅特集「Wooden House」にも掲載されています。

Wooden House
http://interior.searchouse.net/op/interiorslist?g=16
2014.08.18

設計業務ほかアルバイトの募集
大橋史人建築設計では、短期アルバイトを募集しています。

1.住宅、店舗などの模型製作(経験者優遇)(短期・不定期)
2.図面の作成及び修正(CADはVector works)(短期・長期)
3.翻訳(英語⇔日本語)(短期)

どれかひとつに特化していれば構いません。
今回は基本的には短期アルバイトです。
8月中、9月中で募集をします。
老若男女問いません。
要相談で、在宅作業も可能です。(1と3)

ご興味のある方は下記までご連絡をください。
作業可能な上記の番号を記載の上、連絡先と希望理由をお聞かせ下さい。
詳細は追ってお知らせ致します。

担当:大橋史人
連絡先:090 1742 0468
メール:info@fo-as.com



ご応募をお待ちしています。
2014.08.10

HouseYM がArchitizerのProject of the day に選ばれています
HouseYM がArchitizer の「Project of the day」に選ばれています。
しばらくの間、トップページに掲載されます。
是非この機会にご覧になってください。

HouseYM
http://architizer.com/projects/house-ym/
2014.07.30